しじみくんの話

すーにゃんには、今、酸素室に入っている仔猫がいます。名前は「しじみ」。生後4か月の黒猫の男の子です。9月3日にすーにゃんにやってきました。今回は、そんな「しじみ」のお話です。

働きながら一人でコツコツとTNRを頑張られている方から保護主さんのところに「お家で生まれた乳飲み子が弱っているので預かってくれないでしょうか?」と連絡がありました。保護主さんのところへ連れてこられた3匹は、とても小さくて状態も悪かったので病院に連れて行ったそうです。しじみの2匹の兄弟「あさり」と「ほたて」はすぐに亡くなってしまいました。残ったしじみも肺炎をおこしていることがわかりました。小さすぎてわからないけれど片肺がつぶれているんじゃないかなとも言われていました。鼻が詰まり口呼吸で、目は先生でも開けられず眼球が見えませんでした。瞼は腫れあがり、中で眼球が破裂しているのではないかとも言われました。胃から腸までガスでパンパンで舌は全部潰瘍で真っ赤だったそうです。口内炎が1つできても飛び上がるほど痛いはずなのに、しじみはミルクを必死に飲もうとしてくれていたそうです。1分くらい吸って1ミリしか飲めない状態でしたが、何度も何度も必死に飲む姿に保護主さんもこみ上げるものを抑えきれませんでした。小さな小さなしじみは、頑張って頑張って危機的状況は脱しました。それでも、呼吸は一向に良くならず、酸素室に入れるように言われました。依頼主さんと保護主さんが協力してなんとか酸素室を借りることができました。それからも、たくさんの危機を乗り越えて3ヶ月を過ぎ体重も700g(標準は1.5㎏~2㎏)になり、ファーストワクチンを打つことができました。しじみの保護主さんはフルタイムで働きながら保護活動をされてる方で、しじみの他にもたくさんの病気の猫たちを抱えておられます。仕事以外にもアルバイトもしながら猫たちの医療費を捻出している状態です。そんな保護主さんは、しじみとゆっくり遊んだりかまってあげられないことにつらさを感じておられました。しじみが「少しでもたくさんの人と触れ合うことできたら」「人の愛情に触れることができたら」「ほかの猫たちと遊ぶ事は出来なくても触れ合う機会を作れたら」「体調の良いときに酸素室から出て少しでも走ることができたら」という想いに共感して、すーにゃんにくることで少しでも保護主さんの想いが叶い、しじみが元気になってくれるならばとしじみをお預かりする事になりました。スタッフ一同、しじみがしあわせに楽しく暮らせるようにできる限りのケアをしていこうと思います。みなさんも応援してくださいね。

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